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「聞こえ」とは

「音が聞こえる」ということと「言葉として聞こえる」は全く違います。

音が聞こえても、それが「言葉」として聞こえなければ、会話内容がわかりません。
難聴者の多くは、言葉の聞き取りが困難な『感音性難聴』のため、会話がうまく聞き取れず、困難を感じることが多くあります。

外見からはわかりにくい「聞こえの障害」

「聞こえない」状況は、目に見えないため周囲も気づきにくく、難聴者・中途失聴者自身も適切に伝えづらい面があります。
会話の困難さから、人付き合いを避けがちになる等、人間関係に支障が出ます。

補聴器の機能には限界があります。

メガネの様に、かけてすぐ効果が得られるものではなく、補聴器店でのこまめな調整が必要です。「音」の聞き取り難い伝音性難聴には効果的ですが、感音性難聴では効果が得にくい場合もあります。

必ずしも「聴覚障害者 = 手話で会話」とは限りません。

手話で充分に会話や情報取得が可能な方は約15%(平成13年度の厚労省調査)。
また自分だけ覚えても、周りの方がわからなければ会話になりません。