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9月「聞こえに関する講演会」無事終了!

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9月29日(日)「聞こえに関する講演会~聞こえのフォローで拡がる人生の可能性~」は55名の参加があり、会場も満員御礼でした!

難聴は周囲から「見えにくい障害」のため、そのフォロー(支援)も当事者から依頼しにくかったりすることがあります。
「言葉のかけはし」さんでは、聞こえのフォロー啓発の一環として、難聴がわかるアニメ動画「なんちょうなんなん」を作成。会場でも動画が流されましたが、当事者にはとても共感がわく内容です。

難聴がわかるアニメ「なんちょうなんなん」 Youtubeへのリンク

聞こえのフォローについて、難聴当事者からの依頼が少ない要因、難聴者の心理的状況など、当事者にアンケートやインタビューして得た内容等も紹介されました。

難聴当事者が聞こえる方と同じスタートラインに立ち、周囲と一緒に活動していくには、聞こえのフォローが必須であり、当事者側もフォローを依頼する力を身につけていく必要があるとのことでした。合理的配慮についての説明もあり、障害者権利条約で提起された本来の意味は「合理的調整」とのことで、双方が同じ目線で、支援方法を調整していくのが本来の考え方とのことでした。

必要なフォローの伝え方が現時点で身についていなくても、年齢に関係なく、きっかけがあれば身についていくものとのことで、そのための方法なども具体的にお話しされました。また、フォローを依頼できる前提として「障害の受容」が挙げられ、完全には難しいかもしれないが「まず1度は受け止めてみる」とのことで、受容できた事例も紹介されました。

最後に、誰でも手軽にやりやすい「小さな寄り添い」として「プラス1コミュニケーション」が紹介されました。まずは「プラス1コミュニケーション」で聞こえのフォローを身近にし、フォローが当たり前の社会になること、それが難聴者の人生の可能性を広げるということのお話しされました。
大変参考になるお話しで、会場アンケートでも大好評でした!